制作現場の1日
入社6年目、現在は旅番組のディレクターを担当する中澤さん。 彼女のロケ準備からロケ、編集までの、一連の流れを追いました。
番組スタッフが集まり、今回の取材先を会議で決めていきます。 「今どの街を歩くのがベストなのか?」みんなで意見を出し合い・・・。 今回は「〇〇県〇〇市」に決定!
取材先が決まり、さっそくリサーチ開始。 担当ADと分担して、訪れる街についてくまなく調査します。 電話での取材申し込みも重要な作業。
先方との打ち合わせ内容を資料に反映させ、総合演出に提出・相談をします。 ロケの流れを自分の中である程度シミュレーションし、台本を作成。
取材先へ事前に訪れて、具体的に撮影の流れを決めていく「ロケハン」は、ディレクターの重要な仕事の1つ。 この日は1泊2日のスケジュールで「〇〇県」へ出発。 早速ロケハン開始!
限られた時間の中で、景色やお店、料理など面白ポイントを探りながらロケハンを進めます。 実際に食べたり、乗り物に乗ったり、景色を見に行きロケの想定をします。
取材の合間の休憩にも、入念な擦り合わせ。 宿泊ホテルに戻ったあとも、ロケハンで得た情報を元に台本の修正をします。 実際に現地へ訪れることで得る、新しい街の情報を反映させていきます。 →これを2日間みっちり行い、東京へ帰ります・・・!
撮影前に関係各所と最終的な打ち合わせをします。 ロケは一発勝負。カメラマンとのコミュニケーションも大事。 撮影の流れの確認とともに、ADへ指示を出します。
いよいよ本番開始! 出演者への声かけや現場の仕切りなど、ロケがスムーズに進むように全体を指揮していきます。
この日は1日かけて街をブラリ・・・。 ようやくロケが終了。 入念な準備のおかげで想定以上の撮れ高に一安心。 綺麗な景色も沢山撮れました! →しかし、これからまだまだやることは沢山!
撮影した映像をパソコンに取り込んで、オフライン編集。 いかに面白いVTRに仕上げるかを考え仕上げていく。 想定の台本と本番では全く違うことが起こることが多いので、元の流れを汲みつつ現場の盛り上がりも踏まえ編集していきます。 →総合演出・局のプロデューサーへの PV(プレビュー/チェック作業)を何度か行い、仕上げていく。
オフライン編集で尺にしたVTRに、テロップや映像加工をする作業。 編集所で担当のエディターへ指示しながら映像を仕上げていきます。
出来上がったVTRを元に、ナレーション録り。 ナレーターの読み上げる原稿を作成して、キュー出しまで全部ディレクターの作業となります。 映像にナレーション・音楽・SEがどのように付いているか、最終的なチェックをし、仕上げます。